テクニカル分析

レンジ相場で大活躍なオシレーター!RSIの使い方と計算式

うも、こっこです。

今回はメジャーなオシレーター系インジケータ、RSIの使い方と相場での活用方法、またその値の計算式の解説をしていきます。

バイナリーでもFXでもRSIを使用する人は多いのではないでしょうか?「よく使われているから私も使う」ではなく、しっかり本質を理解した上で有効活用していきましょう。

 

RSIとはどんなものか?

RSI(相対力指数)は、一定期間の相場における「値上がり幅」と「値下がり幅」を活用して、値動きの強弱を数値で表し、買われすぎなのか売られすぎなのかを判断する手法です。一定期間において、「上昇した日の値幅合計」と、「下落した日の値幅合計」をあわせたもののうち、前者の比率を表します。

参考:じぶん銀行

 

しっかり意味は理解できましたか?

かいつまんで説明をすると、動きのある相場で今どれくらい「売り」、「買い」が強いのか弱いのかを数値で表示されているものになります。

 

「売り」の力が強い

= 今の相場は「売られすぎ」ている

= これから「買い」に戻るのではないか?

といった考えで使われることが多いですね。買いが強い時はこの逆の考え方になります。

 

では、どういう計算でこのRSIが使われているのか、計算式からしっかりと理解していきましょう。

 

RSIの計算式

期間:14日でのRSIを求める計算式

  A:期間14日感の値上がり幅の平均

  B:期間14日間の値下がり幅の平均

 

  RSI値 = A ÷ (A × B) × 100

 

 

計算例)

・14日間で値上がりした日の合計

(20円 + 20円 + 10円 + 10円 + …) = 170円

170円 ÷ 14日 = 12.143(A)

 

・14日間で値下がりした日の合計

(10円 + 10円 + 20円 + 10円 + …) = 70円

70円 ÷ 14日 = 5(B)

 

12.143 ÷ (12.143 × 5) × 100 = 70.83(RSI値)

 

RSIの使い方、特徴

計算式としては数あるインジケータの中でもシンプルな方です。では、計算式を理解した上でどういった場面で使っていけば良いのでしょうか?

計算式がシンプルでありながら、使い方もシンプルで使いやすいものです。しっかりとおぼえていきましょう。

 

RSIをMT4チャートに挿入する

MT4でチャート上にRSIを挿入するには2つの方法があり、

・「挿入」⇛「インディケータ」⇛「オシレーター」⇛「Relative Strength Index」

・「ナビゲーター」⇛「インディケータ」⇛「オシレーター」⇛「Relative Strength Index」

 

どちらの方法でもチャート上に挿入すると以下のウィンドウが表示されます。

期間:計算する際の期間(デフォルトは14)

適用期間:計算する上での各期間の取得方法(デフォルトはClose)

 

設定が完了すれば「OK」をクリックでチャート上に表示されます。

 

相場上でのRSIの使い方

RSIはオシレーターインジケータの中でも、数値の上限と下限があるテクニカル指標となります。上限は100で下限は0です。

RSIを使用しての売買の目安としては、RSIの数値が70%以上になると「買われすぎゾーン」、逆に「30%以下」になると「売られすぎゾーン」に入るとされています。

そして、それぞれのゾーンに入った後に反転した動きになったところで「買われすぎゾーン」にいる時は反転を狙って”売り”を、逆に「売られすぎゾーン」にいる時は反転を狙って”買い”を考えるとされています。

 

◯買われすぎ例

 

◯売られすぎ例

 

RSIの長所・短所

長所

RSIは「逆張り」の取引手法で有効で、レンジ相場で効果が発揮されるオシレーターです。

ですので、保ち合い相場でRSIの数値が上がったら売り、下がったら買いのスタンスで取引をします。

 

短所

トレンド相場の場合は、「順張り」の手法が有効となるので、RSIのシグナルを確認しての取引には要注意となります。

上昇トレンドの場合は「買われすぎ」の連続であり、下落トレンドの場合は「売られすぎ」の連続ですのでダマシが多くなります。トレンド相場でのRSI利用はあまり有効ではありません。

 

RSIを活用した取引方法

買われすぎの反発を狙う

画像の中に文字を書ききれなかったので記事内で説明していきます。

 

でRSIは70を上回って買われすぎゾーンにちょっとだけ突入し、でRSIは角度を付けて下降し合わせて相場も下落し始めました。

下降し始めた最初の足で「売り」エントリーで下降トレンドに乗ることができます。

こちらはバイナリーの5〜10分Lowエントリーでも勝つことができます。

 

売られすぎの反発を狙う

こちらも画像の中に文字を書ききれなかったので記事内で説明していきます。

 

でRSIは30を下回って売られすぎゾーンに突入しました。でRSIは角度を付けて上昇し、合わせて相場も上昇し始めました。

上昇し始めた最初の足で「買い」エントリーで上昇トレンドに乗ることができます

こちらはバイナリーの5〜10分Highエントリーでも勝つことができます。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

RSIはFXでもバイナリーオプションでもよく使われるオシレーターです。

 

レンジ相場の逆張りをする時に確認するテクニカル指標として、計算式を覚えることでこのオシレーターは何をしているのか、どの場面で有効なのかが理解できると思います。

 

MQL4においてこのRSIの値を取得するiRSI関数の使い方は別の記事で紹介していますので、こちらも是非ご確認ください。

 

ではまた!